かめこ
うさみ
17話のあらすじ
夏海の家にやってきた起業家の高松は、自分の経営するカフェに夏海を誘います。
そして、なぜエッグスンシングスをやりたいのか?問います。
夏海はエッグスンシングスのパンケーキの“味”と“食べた人を幸せにする”という理由で開きたいと考えています。
しかし、高松は味だけでは融資は受けられないのでは?と言います。
夏海は融資を受けに銀行へ出向きプレゼンをします。
具体性を聞きたいと言われ、なんと夏海はその場でパンケーキを焼き、“味”で勝負をしようとします。
しかし、やはり高松の言った通り審査に通らないと断られます。
銀行の人に“ホットケーキ”と言われ夏海はカチンときて“ホットケーキではありません!パンケーキです!”と返すのでした。
そのころ、友人の瑞穂は実の父親に会いにいきます。
瑞穂の両親は離婚して別々に今は暮らしており、父親は工場で働いています。
しかし、かつてはレストランを経営していました。
瑞穂は父親にレストランを経営していたときはどんな気持ちだったのか尋ねます。
父親は大変だったけど、充実していたと昔を懐かしみ、楽しそうに話をしています。
銀行から撃沈して帰宅する夏海の前に、瑞穂は現れます。
そして先日、夏海の夢であるエッグスンシングスのオープンに反対したことを謝ります。
夏海は瑞穂に自作のパンケーキをご馳走し、二人は仲直りします。
夜、夏海は部屋に戻ると母輝美が“事業計画書”を手にしています。
そう、お店を開店する計画が母親に見つかってしまったのです。
17話の感想
17話は、自分の夢であるエッグスンシングス開店のために孤軍奮闘する夏海と瑞穂との友情が描かれています。
銀行で夏海がパンケーキを作ったのは笑ってしまいました。
しかも「大盤振る舞いだ」というお決まりの文句もつけて(笑)
銀行の人が引いてしまうのも無理はありませんね。
でも、起業家の高松が言っていた通り、“味”だけでは融資の審査は降りないことを夏海は目の当たりしました。
情熱は大切だけど客観的な事業計画が練られていなければ、お金は貸してもらえないです。
瑞穂が父親に会いに行くシーン。
瑞穂はかつてレストランを経営していた父親に、当時の心境を聞くことで夏海の気持ちを理解しようと思ったのかもしれません。
事業を興す人の気持ちを知れば、夏海がどんな思いでパンケーキ屋さんを開こうとしているのか、分かると思ったのでしょう。
父親が大変だったけど充実していたと楽しそうに話しているのを見て、瑞穂は夏海を応援しようと思いました。
瑞穂は夏海の起業に対してただ反対していたのではなく、夏海のことを心配する想いによって反対していたんですね。
最後には瑞穂から“応援する”って言ってもらえて夏海は嬉しかったと思います。
そしてラスト、母輝美に事業計画書が見つかってしまうという展開で、18話はどうなるのか?気になります。