かめこ
うさみ
主人公・西森葵をめぐって、彼氏の久我山柊聖と従兄弟の久我山玲苑がバチバチになるお話。原作は別冊フレンドに連載された少女漫画で今作『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』は2019年に公開。
最後はどうなる!?『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』結末
とりあえず結末だけ知りたい方のためにお話すると、
ハッピーエンドです。
葵と柊聖はめでたしめでたしで終わります。
キャスト
- 西森葵(上白石萌音)・・・主人公。性格も良く家事も完璧な女子高校生
- 久我山柊聖(杉野遥亮)・・・葵の彼氏。学校では“王子”と呼ばれるイケメン男子高校生
- 久我山玲苑(横浜流星)・・・柊聖の従兄弟。柊聖をアメリカに連れ戻すために来た。イケメン男子高校生。
- 渋谷萌(高月彩良)・・・葵の友人。
- 佐藤亮介(塚家一希)・・・萌の彼氏で葵の友人でもある
- 久我山草樹(町田啓太)・・・柊聖の兄でカメラマン。
スタッフ
- 原作 渡辺あゆ『L♡DK』(講談社「別冊フレンド」刊)
- 監督 川村泰祐
- 脚本 江頭美智留
- 音楽 遠藤浩二
- 主題歌 上白石萌音×内澤崇仁(androp)「ハッピーエンド」(ユニバーサルJ)
- 挿入歌 SUPERNOVA「Everytime」(SV RECORDS)
- 製作 村松秀信、吉崎圭一、間宮登良松、木下直哉、角田真敏、楮本昌裕、有馬一昭、松井智、芳賀正光
- エグゼクティブプロデューサー 柳迫成彦、前田章利
- 企画プロデュース 木村元子
- プロデューサー 遠藤祐磨、吉良俊一郎、中林千賀子
- 撮影 北山善弘
- 照明 長谷川誠
- 録音 原川慎平
- 美術 五辻圭
- 助監督 吉田和弘
- ラインプロデューサー 鶴賀谷公彦
- 音楽プロデューサー 津島玄一
- 配給 東映
- 制作プロダクション:ブースタープロジェクト
- 製作「2019 L♡DK」製作委員会(東映、電通、東映ビデオ、木下グループ、講談社、ユニバーサルミュージック、
- イオンエンターテイメント、ハピネット、WAJA NEXT)
あらすじ
主人公の西森葵は親の転勤によって友人と離れたくないため、一人暮らしをしていました。
しかし、ある理由から学校一のイケメン、柊聖と付き合うようになり今は同棲しています。
学校に同棲がバレてしまうと退学になってしまうため、2人が付き合っていることは友人の萌と亮介を除き、内緒にしています。
そんなある日、葵たちが通う学校に玲苑が現れます。
玲苑は従兄弟の柊聖をアメリカに連れ帰るためやってきたのですが、柊聖は葵と離れることに戸惑いがあり、行かないと断ります。
しかし、玲苑は葵のことを認めず納得できていません。
そこで、柊聖の提案で3人で一緒に住むことになります。
葵は玲苑に認めてもらえるように頑張ります。
やがて玲苑の心にも変化が表れます。
それを感じ取った柊聖と葵への想いが募る玲苑の間に男同士のライバル心が生まれます。
一方、柊聖の進路がきっかけで葵と柊聖の間にも距離が。
葵との生活を取るか、自分の将来を取るかに悩む柊聖。
そして文化祭、柊聖が出した答え、玲苑が出した答え、葵が出した答え、3人がそれぞれ出した答えはどなるのか!?
久我山玲苑(くがやまれおん)役!横浜流星の見どころ
- アメリカ育ちの強引・自立系男子
- 素直で優しい一面
- 山吹色・ワインレッドが似合う
アメリカ育ちの自立系男子
アメリカ育ちなので自立していてとにかく押しが強いです。
自己中心的なところあり“俺が俺が”感がとても強い。
日常会話の中でも英語が出たり、英語がしゃべれない日本人を小ばかにしたりします。
グイグイ来る感じが本当に玲苑らしいなぁと思います。
注目すべきは“帰国子女感”を出す流星さんのお芝居ですね。
おそらく同じ“俺が俺が”感が強い性格でも日本生まれ日本育ちの役であれば、玲苑のようにはならないと思います。
技術的に会話の中に英語を挟むことで帰国子女だと思わせることはできるのでしょうが、流星さんのお芝居によって、本当に玲苑はアメリカで生活していたのでは?と想像することできます。
流星さんの玲苑の“帰国子女”感をぜひチェックしてみてください。
素直で優しい一面
褒められると実は嬉しかったり、自分の思っている感情を素直に出せない性格でもあります。
葵にビンタされるシーンがあります。
葵は柊聖の家族はお兄さんしか知らなったため、玲苑と出会えて嬉しかったんです。
玲苑から認めてもらえてないため、ちゃんと向き合いたいと思っていました。
しかし、玲苑がからかうような態度をとったため怒ってビンタをするんですよね。
そのときに、玲苑は我に返って反省するので、一応常識も持ち合わせています。
そして葵に謝るために一生懸命プリンを作るところは可愛いですよね!
“破天荒そうに見えて常識人”と葵が言っていますが、まさにその通りの人物です。
山吹色・ワインレッドが似合う
制服のベージュのブレザーや山吹色、オレンジのカーディガン、明るいワインレッド(カシス色)のカーディガンが似合います。
玲苑の髪がダークブラウンというのも関係していますが、流星さん自身、実は明るい茶系が似合うことも大きく関係していると思います。
オレンジも茶色も明度・彩度が異なるだけで同系色です。
ご本人は紫色や黒が好きなことは有名ですが、 茶色、オレンジ、黄色あたりとは相性が良いです。
私的には玲苑のビジュアル=山吹色というイメージが強く残っています。
記憶に残る横浜流星さんのお芝居シーン
- バスケットボール対決
- 怒涛の連続壁ドン
- 柊聖VS玲苑
バスケットボール対決
杉野遥亮さん演じる柊聖と流星さん演じる玲苑がバスケットボールで対決するシーンがあります。
二人ともドリブルやシュートをするシーンがありますが、実は杉野遥亮さんは小5から高3までバスケットボール歴があり、
背も高いため申し分ありません。
そりゃそうですよねという感じです。
一方、極真空手の世界チャンピオン記録を持つ流星さんですが、実は球技が苦手なんです。
ファンの間では常識であり、VS嵐のボーリング対決では物凄い個性的な投球フォームを披露してくれました。
しかし、映画の中では杉野さんに負けないくらいボールさばきが上手いです。
とても球技が苦手な人とは思えないお芝居をされています。
また、上半身裸になるので流星さんの肉体美も拝見できます!
流星さんの日課の1つに筋トレがありますが、この当時もすでに腹筋は6パックに割れています。
怒涛の連続壁ドン
この作品の見どころの1つに玲苑の壁ドンがあります。
とにかく色んな女子生徒に壁ドンする玲苑のオラオラ感がたまりません。
この当時のVTRや映画のイベントでも流星さんが再現してくれていますが、“オス感”が溢れ出ています。
プライベートではやっていなさそうと信じたいですが、玲苑の役を生きていた頃の流星さんは間違いなくアクティブ過ぎた気がします。
妖艶な顔もするし実際にやられたら気絶しますね。
柊聖VS玲苑
玲苑は最初、葵のことは全く何とも思ってませんが途中から“あれ、俺好きかも”ってなります。
で、それはこの作品のどのシーンからかという問題があるのですが、私は葵が玲苑の良いところを100個褒めるシーンからだと思っています。
で、その直後に柊聖と玲苑が無言ですれ違うシーンがありますが、あそこからバチバチが始まりましたよね。
一瞬、怖さを覚えるほどの杉野さんと流星さんのお芝居だと思います。
そして、雨の日に玲苑の家に葵が泊まらなければならなくなったシーン。
柊聖が葵について「玲苑、お前の中で何点だ?」って電話で聞くと100点だって答えますよね。
寝てしまっている葵に対して玲苑はキスしてしまうわけですが、その後柊聖が葵を迎えに来たときに玲苑の表情!
ここの流星さんの表情のお芝居はさすがだなぁと感じました。
悔しさ、やるせなさ、落ち込み、心の葛藤が本当に表情に表れています。
最後、柊聖と玲苑の屋上の殴り合いのシーンは2人ともカッコいい。
柊聖が玲苑に「葵に何した?」と尋ねてから「キスしてやった」という玲苑のやり取りがありますが、
この間の流星さんの表情にぜひ注目して見て欲しいです。
目線、口元、息遣い、間合いの取り方が玲苑の心情を表現しており、次のお芝居に繋がっていることがよく分かります。
表情の微細な変化のお芝居は俳優・横浜流星の真骨頂です!
また杉野さんのお芝居も素敵で、柊聖の動揺している心情が表情でよく分かるんですよね。
流星群の私が観た!『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の感想
結論から先にいうと、3人のバランスが良く楽しい気持ちになれます。
冒頭から葵と柊聖はラブラブな同棲生活をしているので、初めから終わりまでキュンの連続です。
葵と柊聖の身長差だけでもアニメの世界!
とにかく楽しく見れます。
ただ、ストーリーとしては高校生同士の同棲とかは現実離れしていますし、結末も葵を守るための留学なら一旦、自分の将来を優先しても良いのでは?なんて思ったりもします。
でも原作は少女漫画なのでそこは恋愛優先でOKですね!
冒頭でも言いましたが、葵、柊聖、玲苑の3人のキャラクターのバランスが良い。
柊聖に尽くし、家庭的で一生懸命で常に笑顔の葵には人間的な魅力があります。
だから玲苑がなぜ葵なんかが柊聖の彼女なんだ?って聞いた時、柊聖は「一緒に住んでみれば良さがわかる」って言ったんですね。
葵を演じる上白石萌音さんはキャラクターにピッタリです。
背が高くてスラーっとしてクールな杉野遥亮さん演じる柊聖は、真面目な正統派の王子さまって感じですよね。
だから葵を守れる男になるためにはアメリカの大学に留学して、心底では叔父さんの会社(玲苑の父)を継げる人間になろうと思っているわけです。
柊聖が兄の草樹に「女を守るってどういうことかな?」と聞くと、双樹は「金かな」って言いますよね。
高校生なのに愛だけじゃダメなことを理解している柊聖って男性としてカッコイイです。
一方、玲苑もただの自由奔放な男じゃないですよね。
日本に帰国した理由は優秀な柊聖をアメリカに連れ帰るためでした。
玲苑にとって柊聖は憧れの存在でもあります。
おそらく自分が父の会社を継ぎたくない、継げる存在じゃないから柊聖を連れて帰ろうと思っていたんだ思いますが、
葵の存在や3人での共同生活をする中で、心境の変化があり自分が継ぐ!と決心したのではないでしょうか。
ラストシーンで2人を祝福する玲苑はとっても男らしいです。
アメリカ帰りの自由奔放で破天荒な玲苑役の横浜流星さん、
皆さんのキャラクターづくりが素晴らしいなぁと感じました。
私が流星群なので流星さんに注目しがちですが、流星さんの最初から最後までご自身の性格とは真反対の玲苑を演じ切られているのは新鮮だと思います。
多くの作品で様々な人物を演じられていますが、その中でも久我山玲苑は周りを気にしない超肉食系ガツガツ男子という個性的な役柄なので、流星さんのファンになったばかりの方は驚くのではないでしょうか。
また柊聖と玲苑がモデルになって写真を撮られるシーンがあるのですが、ノリノリの玲苑を演じている姿もびっくりします。
ちなみに柊聖のお兄さんでカメラマンの久我山草樹は町田啓太さんが演じています。
柊聖は軽薄そうな草樹を煙たがっていますが、実は弟思いの兄。
従兄弟でもある玲苑とのシーンはコミカルです。
流星群ならピンとくると思いますが、町田啓太さんと横浜流星さんは映画『きみの瞳が問いかけている』で共演しています
“きみのめ”では町田圭太さん演じる佐久間恭介と横浜流星さん演じる篠崎塁は、共に幼少期に修道院で育ちましたが大人になると半グレ集団ウロボロスのリーダーと用心棒のような間柄でした。
こちらで町田さんが演じた恭介は“物静かなワル”。
とても怖い役でしたが、L♡DKでは見た目は不良っぽいですが、明るい役を演じているので、是非町田啓太さんにも注目してほしいです。
長くなりましたが、L♡DKは普段の流星さんとは全く違った役、玲苑を見ることが出来ます。
杉野遥亮さんとプライベートでも仲良くなったきっかけの作品でもあります。
ストーリとしてもハッピーエンドなのでまだ見てない方はチェックしてみてくださいね。