横浜流星ファンによる『シュウカツ』の感想・あらすじ

かめこ

たしかシリーズものだった気がするけど流星クンも出てたんだ?
うん、流星さんはシリーズ1の2話目に出演してるよ!

うさみ

こんなお話

就活生がとんでもないブラック企業の面接を受け、挑むインテリジェント・サスペンス。横浜流星さんが出演したシリーズ1(2016年)からシリーズ5(2021年)まで公開

最後はどうなる?『シュウカツ』の結末

シュウカツは4つの短編作品が集まったオムニバス形式なので、それぞれの物語の結末が違います。

しかし、共通しているのは“インテリジェント・サスペンス”と謳っているだけあり、どの作品に出てくる学生も賢く、反撃する展開になっています。

1話、2話、3話は「就活生VS面接官」による構成ですが、4話の最終面接のみ「就活生VS就活生」になっています。

キャスト

  • 戸谷公人・・・第1次面接「見えない相手」
  • 横浜流星・・・第2次面接「拡散」
  • 廣瀬智紀・・・第3次面接「生き残り」
  • 渡部秀・・・・最終面接「控室」
  • 桜田通・・・・最終面接「控室」

スタッフ

  • 監督・脚本・編集・プロデューサー 千葉誠治
  • 製作 杉山浩史
  • 製作・プロダクション ノースシーケーワイ

あらすじ

第1次面接「見えない相手」

部屋に入ると面接官はおらず、そこにはカメラしかない。

面接官は音声のみ、しかも面接している様子は録画されておりネットに流すという。

それに対して就活生は卑怯だというが、面接官はそれならば離脱だという。

就活生は面接自体が会社の宣伝に使われていることを見抜き、自ら辞退する。

第2次面接「拡散」

部屋のドアを開けるとスマホをいじりやる気のない面接官が座っている。

話しかけても反応しない。

やっとのことで面接が始まるが、内定辞退しないことへのサインを求められる。

就活生は驚くき戸惑う。

なぜなら自分が内定していたことを知らなかったからだ。

面接官は内定を辞退した場合、損害賠償請求をするという。

納得できない就活生は会社の業績が悪いことを見抜き反撃する。

第3次面接「生き残り」

就活生と3人の面接官、一人は女性だ。

女性の面接官は、就活生のプライベートでの行動を見させてもらったという。

帰りの電車の中で高齢者の女性がいたのになぜ席を譲らなかったのだ?と問う。

面接の一環だというあり得ない会社側のストーカー的行為に驚くが、就活生は切り抜ける。

これで合格と思いきや、最後に社長面接があるという。

最終面接「控え室」

会社の面接控室に通されると、別の就活生がすでに座っていた。

不気味な様子だが話しかけてきて、コーヒーを入れてくれる良い奴だ。

彼はよくしゃべり、20社も受けているがまだどこからも内定をもらっていないという。

自分も彼に話を合わせて内定はもらっていないと言うが、「嘘つくなよ」と言われる。

なぜ彼がそれを知っているのか?それは他の受験者と仲良くなり、自分について情報収集していたからだ。

内定を譲って欲しいという。だからここの会社を辞退してくれと。

情緒不安定でおかしい様子。

「どうせあんたは面接なんて受けられない」という。

そう、さっきのコーヒーに下剤を入れたからだ。

が、自分はコーヒーは飲まなかった。

なぜならコーヒーを勧めてくる怪しい奴がいると噂になっていたからだ。

しかし、自分は彼について驚愕の事実を知ることになる。

カシワバラ・タツヤ役!横浜流星の見どころ

  • 真面目な黒髪のTHE・就活生
  • 反撃!理路整然!賢く頭が良い

真面目な黒髪のTHE・就活生

城南経済大学のカシワバラタツヤはビシッと決めたリクルートスーツに黒髪が似合う真面目なザ・就活生。

タイトなブラックスーツにスタイリッシュな体型!

なかなか演じている流星さんの就活生姿は見ることが出来ないので貴重です。

ただ、チェックのポップなネクタイは就活生としてはアウトですが(笑)

シュウカツが公開されたのは2016年。製作当時、流星さんは19歳~20歳なので大学生を演じるとしても1年生か2年生、就活生を演じには実年齢と比較してもまだまだ若かったですね。

なので大学4年生のカシワバラ・タツヤにはまだ幼さが残っています。

反撃!理路整然!賢く頭が良い

ハキハキ受け答えをする青年ですが、会社の理不尽な対応に理路整然と反論し、反撃する様子がカッコいいです!

内定辞退しないことへのサインを求められたことに対し、

“そもそも内定をもらっていないから辞退しません”という

という面接官への返しは面白いですよね。

圧迫面接や騙し討ちをする面接官、会社側の真の目的とカラクリを暴く頭の良い人。

面接官が自分の携帯にもう1つの携帯から電話して、自作自演をしているのを見破ったのは流石です。

記憶に残る横浜流星さんのお芝居シーン

  • 驚き・戸惑い・怒りの表情
  • 豹変

驚き・戸惑い・怒りの表情

見てもらえばわかりますが、驚き・戸惑い・怒りの表情の怒涛の連続です。

この作品は短い時間の中で表情の変化が多いです。

あらすじのところでもお話しましたが、面接官がふざけた奴なので、最初はどうしたらいいのかわからない戸惑いの表情をしています。

そして、いきなり内定辞退しないことへのサインを求められるので、驚くんですよね。

そこに戸惑いの感情も合わさるので追い詰められている感が伝わってきます。

ホラー映画に出たらこんな顔するのかな?ってくらいの激しいお芝居の連続です(笑)

豹変

ビックリした表情や戸惑いの表情から怒りの表情に変わるのがカッコいいですよね。

冷静に語る口調が逆に怖いです(笑)

今まで謙遜の態度を持ちながら驚いたり、戸惑ったりしていたのが、形成が逆転した途端

一気に豹変する鋭い眼光の“ドS流星”が見られます!

痺れますね。

さっきの幼い雰囲気はどこに行ったんだろうか?というほど凛々しい大人になっています。

流星群の私が観た!シュウカツの感想

結論から先にいうと、全体を通した感想は“怖い”ですね。

音楽からして怖いです(笑)

インテリジェント・サスペンスというジャンルだけあって、精神的に追い詰められる内容になっています。

見どころとしてはイケメン若手俳優さんのSな部分が見られる、、、じゃなくて

ブラック企業に立ち向かう就活生たちのカッコいい姿が映し出された作品でした。

1~3話までは就活生と面接官との攻防戦ですが、最終話だけはちょっと切り口が違います。

何といっても桜田通さん狂気のお芝居が光りますね。

端的に言えば“ヤバい奴”です(笑)

この作品の中で唯一鳥肌が立つ恐怖を感じます。

で、このサイトは横浜流星さんに特化しているので流星さんが出演した2話に焦点を当てると

面接官役の諫山(いさやま)がめっちゃ腹立ちます。(笑)

本当にああ言う人いるから余計です。

トップじゃなくて2番手クラスにいそうなタイプの嫌な奴なんですが、その男に立ち向かう流星さん演じる就活生カシワバラタツヤがかっこいいです。

ちなみに流星さんが舞台挨拶で語っていたことですが、初めて諫山役の役者さん(役者名も諫山幸治)を見たとき、何をしてくるんだろうかと構えていたそうですが、実際は物腰柔らかい方だったそうです。

いつも言っていますが、流星さんの良いところは表情のバリエーションの多さです。

それは単に驚きの表情、戸惑いの表情など区別できるものだけでなく、驚き×戸惑い×怒りのような複雑な重なりや、驚き→戸惑いのように段階的に変化する微細な表現の数々です。

最初は内心「絶対に面接を受かりたい!内定を取りたい」と意気込んで面接に挑んでいる就活生の様子ですが、後半は「こんな会社こっちから願い下げだよ」という拒否の意思がお芝居から分かりますよね。

就活生の心の変化まで伝わってくるのが凄いなぁと思います。

冷静沈着な賢い就活生カシワバラタツヤ、必見です!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です