かめこ
うさみ
9話のあらすじ
愛犬EDDYの散歩の途中に咳き込んでうずくまってしまった、父健太。
病院に行くとすでに転移もしており手遅れの状態だと告げられてしまいます。
そしてその夜、夏海と姉の紗江に病気であることを話します。
思っていなかった内容に、姉の紗江は泣いてしまうのですが、夏海はショックのあまり何も言えません。
父健太の弟恭司は住職です。
夏海は恭司に自分はお父さんを避けてきたことを後悔しながらも、自分には何ができるか相談をしにきます。
恭司は“而今”という文字を書き、今このときをただ懸命に生き抜くことを教えます。
夏海は“聞きたいことがある”と父を海に呼び出します。
夏海はなぜ父がサーフィンをやめたのか?ずっと気になっていました。
しかし、自分が父がサーフィンをしている間に、岩場に落ち、背中に傷を負ったことを思い出しました。
もしかしたら自分のせいで父がサーフィンをやめたのではないか?
父は言います。
大切な自分に傷を負わせてしまったことが許せなかったんだと。
場面が変わり、母から病院に入院している父がいなくなったと電話がかかってきました。
夏海は慌てて父を探すために走り出しました。
9話の感想
9話の見どころは父と娘の親子愛です。
父の病気がわかるまでは夏海は父を避けていたんですよね。
それは思春期なら誰でもあるじゃないですか。
でも父が病気になり、もうあまり長くないことを知ると、父に寄り添いたい気持ちが出てきます。
父がサーフィンをしている間、夏海は待っていられず、岩場に落ち怪我をしたわけですが、
確かに父の言うように、娘に怪我をさせてしまった責任は大きいです。
親であれば絶対後悔すると思います。
でも、夏海は自分のせいではないか?って気にしてるんですよね。
父は地元ではレジェンド的な存在のサーファーだったし、やめるとき町中が悲しんだという話を聞いているからです。
個人的にこの9話の父と娘のシーンはジーンと来て泣いてしまいます。
きっと父は亡くなってしまう展開が予想されるので、悲しい気持ちになりました。
9話の終わりでは父が病院から居なくなるので、いったいどんな展開になってしまうのかすっごく気になります。