かめこ
うさみ
10話のあらすじ
病院から抜け出した父の居場所は家でした。
父はパンケーキを作っていたのです。
食欲がなく、パンケーキなら食べられるのではないか?と考え病院を抜け出してきたのでした。
夏海は家にいた父を見つけ、心配していたと怒ります。
そこで、夏海は父のためにパンケーキを作り、入院している父の元へ持っていきます。
父は美味しいと言って食べてくれます。
夏海が帰ったあと、母は言います。
「あなたの作ったパンケーキと同じ味がした。誰かを想って作ったやさしい味」
父は退院し、夏海のバイト先である喫茶店で退院祝いが開かれました。
家族、夏海の友人の真奈、瑞穂、幼馴染の涼介、マスター、地元の人たち、みんながお祝いをしてくれます。
父は感謝を込めてウクレレで歌を歌います。
夏海は車いすに乗った父を押し、海辺にいきます。
夏海はお父さんはいつも笑っているけど、辛いとき、怖いときは私たちに隠さないでねと伝えます。
父は「怖いよ、死ぬことも怖いけどお前たちに会えなくなることが怖い」と。
父は亡くなります。
10話の感想
10話は涙なしでは見られない親子愛、家族愛の感動神回です。
父は「人生で乗り越えられない波は無い、そう信じている」と夏海に伝えているんですよね。
次のシーンでは父の遺影の前で家族が呆然と悲しんでいるんです。
そしてそのあと、夏海は愛犬のDEEYの元へ行き、寂しくないよ!と言い犬を抱きながら涙を流します。
辛いですね。
誰しも同じ道を通ることがあると思います。
家族なり大切な人を亡くす経験を。
この物語では父健太を時任三郎さんが演じているのですが、また時任さんが適役なんですよね。
元サーファーで、地元の人から愛される海の男。
めちゃくちゃカッコよくて優しくて、だから本当に家族なんじゃないかって錯覚してしまうくらいの
親子愛、家族愛を感じられます。
病気になって死んでしまう展開が予想できたとき、死んでほしくないよーって思いました。
ラストの夏海とワンちゃんとのシーンでホントに辛かった。
夏海を演じる川口春奈さんの“泣きのお芝居”に心を打たれます。
10話の横浜流星さんの見どころ!優しい盛り上げ役
10話で流星さんが演じる涼介のシーンは、夏海の父健太の退院お祝いのシーン。
涼介は喫茶店ろんろんで行われるパーティーの司会を務めています。
ジーパンにパーカー姿で涼介の“盛り上げ役”的な性格がよく表れている快活なシーンだけでなく、
父健太がウクレレを弾くシーンでは、やさしい表情で聞いているところも素敵です。
こういう率先して場を盛り上げてくれる男の子って親戚にもいますよね。
拓馬くんを敵視していたときの表情とは全く違い、温かい涼介が見れます。