かめこ
うさみ
かめこ
うさみ
かめこ
2011年に韓国で制作・公開された『ただ君だけ』をリメイクした作品で、視力を失った女性と過去を背負うキックボクサーのラブストーリーです。
>>『きみの瞳が問いかけている』VS原作『ただ君だけ』違いを徹底比較!
最後はどうなる?『きみの瞳が問いかけている』結末!
時間が無い人のために、最後はどうなるのか?結末だけお伝えすると、
ハッピーエンドです。
ただ、少数意見として“幻想では?”という受け取り方をした方もいます。
キャスト
- 柏木明香里(吉高由里子)・・・主人公、視力を失っている。OL
- 篠崎塁(横浜流星)・・・キックボクサー
- 原田陣(やべきょうすけ)・・・塁のキックボクシングコーチ
- 大内(田山涼成)・・・塁が所属するキックボクシングジムの会長
- 大浦美恵子(風吹ジュン)・・・塁が幼少期にいた修道院のシスター
- 尾崎隆文(野間口徹)・・・明香里が務めるコールセンターの上司
- 佐久間恭介(町田啓太)・・・塁の元兄貴分、半グレ集団ウロボロスのリーダー
- 久慈充(奥野瑛太)・・・佐久間の手下
- 坂本晋(岡田義徳)・・・ウロボロスから借金をしている男
- 金井(般若)・・・半グレ集団極龍連合のリーダー
- 津ノ森恵子(坂ノ上茜)・・・明香里のお店の店員
- 麻衣子(森矢カンナ)・・・劇中ドラマ「LAST LOVE」出演の女
- レン(三船海斗)・・・「LAST LOVE」出演のピンク髪のチャラい男
スタッフ
- 監督 三木孝浩
- 脚本 登米裕一
- 音楽 mio-sotido
- 主題歌 BTS『Your eyes tell』
- 製作総指揮 依田巽
- エグゼクティブ・プロデューサー 小竹里美、納富聡、渡辺章仁
- プロデューサー 松下剛、宇田充、鈴木嘉弘
- アソシエイト・プロデューサー 増山紘美、荒井敬太、長尾絵理、松岡周作
- 宣伝プロデューサー 中山佳波、竹本誠吾
- ラインプロデューサー 樋口慎祐
- 撮影 小宮山充
- 照明 加藤あやこ
- 録音 石寺健一
- 美術 花谷秀文
- 装飾 中村三五
- 編集 柳沢竜也
- VFXスーパーバイザー 鎌田康介
- スタイリスト 望月恵
- ヘアメイク 増田加奈
- スタントコーディネーター 富田稔
- 格闘技指導 山口元気
- キャスティング 原谷亜希子
- スクリプター 古保美友紀
- 助監督 佃謙介
- 制作担当 田辺正樹
- 制作プロダクション ドラコンフライエンタテインメント、はちのじ
- 企画協力 アミューズ
- 製作幹事・配給 ギャガ
- 製作 「きみの瞳が問いかけている」製作委員会(ギャガ、アミューズ、ローソンエンタテインメント)
あらすじ
ドラマと異なり、映画のあらすじに関してははっきりいって公式サイトを見てもらったほうが分かりやすいんですが(笑)
一応、ここでも私なりにお伝えしますね。
主人公の柏木明香里は不慮の事故により、視力を失っており、今はOLとしてコールセンターの仕事をしています。
一方、篠崎塁は修道院で育ち、キックボクサーをしていましたが半グレ集団の一員として忘れられない過去を背負っています。
お酒を運ぶ仕事をしていた塁は新しいバイト先として駐車場の管理人になります。
ある日、突然管理人室に入ってきたのは視力を失った明香里でした。
2人は仲良くなり、付き合うようになります。
しかし、塁は明香里が視力を失った原因が自分のせいだったことを知ります。
明香里の視力が回復するかもしれないことを知った塁は、自分を犠牲にして明香里の幸せを選びます。
明香里の前から姿を消した塁。果たして2人の結末はどうなるのか?
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アントニオ篠崎塁!横浜流星さんの見どころ
- キックボクシングのアクションシーン
- バリエーション豊かな表情
- 声と髪
キックボクシングのアクションシーン
まず結論から言っちゃうと、めちゃめちゃカッコイイです!
地下格闘技のシーンは見ものなのでぜひチェックして欲しいですね。
流星さん演じるアントニオ篠崎塁はバイトはしていますが、キックボクサーなので試合のシーンが良く出てきます。
健全な表の試合では実際のキックボクシング選手と戦っていますし、裏の世界で行われている地下格闘技では流血シーンもあるほど激しいです。
選手からも褒められるほどの動きができるそうで、流石です。
元々空手の世界チャンピオンになった経験をもっていらっしゃいますが、やはり空手とキックボクシングの動きは違うそうで、
流星さんはこの篠崎塁の役作りとしてキックボクシングの指導を受けています。
日課として筋トレをしているのは有名ですが、体重も51、52㎏から10㎏ほど増やされており、鍛えられた肉体に仕上げられています。
懸垂するシーンはドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』でも出てきましたが、きみのめでも出てくるのでこちらも要チェックですね。
バリエーション豊かな表情
流星さんのお芝居の特徴として“目の演技”がありますが、今作ではそれだけではなく表情の変化が激しいです。
原作の『ただ君だけ』で塁と同じ役チョルミンを演じている俳優のソ・ジソプさんと比較すると、全然違います。
篠崎塁はそもそも辛い過去を背負っているので、基本的に物静かな暗い青年なんですがそれでも
流星さんは感情の変化に合わせて、コロコロと色々な表情を見せてくれるんですよね。
あまり表には出さないけど嬉しい感情のときの表情や、優しい眼差しなど柔和な表情だけでなく、
驚き、怒り、押し黙ったり、物悲しいげな表情など、心情の変化のお芝居は唯一無二だと思います。
声と髪
まず篠崎塁の声に関してですが、役のイメージに合わせて普段の流星さんの声のトーンよりも低く、ボソッ、ボソッと話します。
口数が少ないので最初の方のシーンは、聞き逃してしまいそうなくらいハッキリとした声で話しません。
これは実際にインタビューで流星さんご本人がお話されていますが、声のトーン落としているそうです。
そして、髪に関しては篠崎塁はパーマをかけており目が見えないくらい前髪に覆われています。
これに関しても流星さんは、篠崎塁はあまり髪型にはこだわらない人物で、ちょっと清潔感がないような感じにしたいためパーマにしたらどうか?と監督に提案したそうです。
ちなみに原作『ただ君だけ』の塁と同役のチョルミンも同じようなパーマをかけています。
チョルミンが黒髪のパーマなのに対し、塁の方がどちらかというとダークブラウン、茶髪のパーマですね。
また、微妙な変化なのですが明香里に出会った当初は目が見えないくらい前髪が長いんですが、時が経過するにつれ段々と目がみえるように前髪が上がっています。
これも塁の感情の変化を表した演出の変化だそうです。
ただ、なんせ流星さんがイケメンなので不潔な感じは一切しません!オシャレパーマです(笑)
記憶に残る横浜流星さんのお芝居
- 白杖の音に集中するため目を閉じて待つシーン
- 明香里の目を見てるといって逸らしているシーン
- 病院、明香里のお店で涙を流すシーン
『きみの瞳が問いかけている』に関してはもっともっと、記憶に残る流星さんの良いお芝居のシーンがあるのですが敢えて3つに絞ると上記になります。
詳しく話すとネタバレになってしまうので言いませんが、瞬間、瞬間で表情が変わるところがとても素敵です。
流星群の私が観た!君の瞳が問いかけているの感想
原作のリメイク版なのでストーリーの軸は同じです。
結論から先にいうと、流星さんが好きな人であれば演じている“塁”がすっごく好きになってしまう作品です。
とにかく篠崎塁という男がカッコイイです。
いやもちろん、流星さんが演じているからっていうのはあるんですけど、
生き方としてカッコイイんですよね。
キックボクシングをやっているので肉体的にも強いし、途中“俺が助けるから”ってセリフがあるんですがまさに、内面的にも女性を守ろうとする強いハートを持った男なんです。
でも、相手の幸せを願って姿を消そうとする塁の生き方に対しては賛否両論あって、男らしい!って思う人もいればう~んちょっと、、、って意見もあります。
この賛否に関しては実際に舞台挨拶で観客の人に聞いた質問なのですが、多くの人はやっぱり姿を消すっていうのはNGという意見でした。
でも、監督の狙いはそれで合っているんだそうです。
だから最後はハッピーエンドにしているんですね。
で、塁の話ばかりになっちゃってますが、明香里さんがすこぶる明るいんですよ!
塁も明香里もともに辛い過去を背負っているんですけど、明香里の明るさに塁が救われるんですよね。
明香里のおかげで段々と塁が本来持っているやさしさ、人間らしさが戻ってきます。
明香里と塁だからこそ成立した恋愛ではないでしょうか。
塁はね、半グレ集団のウロボロスにいたけど根はやさしいですよね。
やっぱりそれは母親のように信頼を寄せられるシスターの存在が大きいと思います。
また演じている風吹ジュンさんが役にピッタリなんですよね。
ほんとに包み込むような優しさを持っています。
なので、環境さえ間違わなければきっと真っ当な人生を歩んでいたはずです。
シスターやコーチ、会長など良い人は周りにいたんですよね。
でも町田啓太さん演じるウロボロスのリーダー、恭介に出会ってしまったことが悪かったですね。
町田啓太さんって実物はとても好青年なのに、恭介とのギャップが凄いです。
静寂の怖さって言うんですかね。
ほんとにヤバばい人って多分あんな感じなのかな(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
でも、愛する明香里のために立ち向かう塁が“漢”ですよね。
そこからの覚悟が見ものです。
でもねまたウロボロスがなかなか最後も酷いことするんですが、それでも塁の揺らがない覚悟がカッコイイ!
カッコイイ!カッコいい!言ってますが、BTSの主題歌『Your eyes tell』もこの作品人気を押し上げた要素の1つですよね。
さすが、今作のために書き下ろしただけあって、ピッタリの曲だと思います。
私などは映画と合わせて何回も聴いてるため、Your eyes tellが流れるだけで映像が思い浮かびます。
あとは、制作についていえばとにかく全体的に“ていねい”に作り上げられています。
何が?って言われるとキリがないんですが、原作と違って日本人の感性に合うように再構築されている気がするんですよね。
役者さんのお芝居だけじゃなくて、セットとか、ロケーションとか、ストーリーの構成とかにおいて微細な表現がされています。
この辺は実際に見てもらった方が早いのでぜひご覧ください。
ほんとにラスト10分は涙なしには見れないシーンの連続です。
私自身、劇場でも5塁以上してるんですが何回見ても泣いちゃいます。
正直ですね、原作は1回みれば十分かなぁと思いますが“きみのめ”は繰り返し見てほしい作品です。